株式会社IKEDA 塗装 防水 川崎市 川崎区 X-1 防水 通気緩衝工法
2022/11/02
目地埋め戻し
専用の材料で伸縮目地を埋め戻して完了。
次の工程は高圧洗浄で清掃しA2プライマーで仮防水。そのあとから緩衝シートで絶縁しウレタン防水層を作っていきます。
今回はここまでのご紹介です。
<伸縮目地撤去・埋め戻し>
コンクリートの伸縮から全体を守る伸縮目地ですが、紫外線による劣化などで、すでにコンクリートの表面に飛び出ているものもあると思います。
この部分だけを撤去すれば表面が平らになって、新しい防水が出来そうですが、新しい防水層を施工した後に、残っている伸縮目地が反り上がってきたらどうなるでしょうか。
アスファルトが主成分のエラスタイトは、残しておけばコンクリートに押されて他の場所で盛り上がってくる可能性がありますし、近年使われている形成目地の場合は硬いプラスチックが防水層を突き破ってしまうこともありますので、もったいないですが全て撤去します。
目地を撤去した後は、樹脂モルタルやシーリング材などで埋め戻します。
防水メーカーによっては、目地を材料で埋めてしまわないで、特殊加工したステンレスの板を上部に接着させて目地部を平坦にする工法もあります。
シンダーコンクリート内にある残存水分を逃がす為に「脱気筒」を設置しますが、目地埋めの際は、脱気筒を設置するところ(目地が十字に交わるところ)を埋めてしまわないようにします。
脱気筒の設置箇所は、60~100㎡に1箇所程度ですが、メーカーによって見解が異なりますので確認して頂きたいです。
脱気筒の設置方法も防水材料によって異なってきますので、きちんとした脱気を行うために、正しい施工が求められます。
通気絶縁工法の一つで、ウレタンゴム系防水のような塗膜防水などで、通気層を設けることにより、下地や既存防水層内部の水分を逃がすための工法です
●主に2通りの方法があり、不織布(ふしょくふ)などの材質で穴の開いた緩衝シートや、溝が入った自着層をもったアスファルト系緩衝シートを下地に張り付けて、その上にウレタンゴム防水材などの防水層を重ねていきます。
●不織布のシートを用いる工法は、敷き詰めた不織布に上から流された塗膜防水材が、不織布に開けられた穴に入り込んで部分的に下地に接着します。
●自着層をもったシートを使用する工法は、その自着層自体に溝が入っており、それを下地に張り付けることで、通気層を形成します。
●脱気工法にすることで、防水層の外部へ水分を逃がします。
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